ギャグ
□見分けようぜっ(・ω・)/
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in食堂。
ティエリア「……刹那、君はさっきから食事もせず一体何をしている?」
刹那「ん。…ああ、セラヴィーのガンプラを魔改造している。」
ティエリア「何っ!?刹那、食堂でガンプラなんか作るな!ここは図画工作の場では無いんだぞ!!」
刹那「魔改造については咎めないんだな…」
ティエリア「ていうかそもそもマカイゾウって何だ。『魔界象』のことなのか?」
刹那「そんな象のことは俺も知らないが…。そうだな、魔改造というのは平たく言うと……」
ばったーーんっっドガシャァァ
(注:扉が勢いよく開いてぶっ壊れる音)
グラハム「平たく言うとキャストオフのことだ!!」
刹那「………………………………………。」
ティエリア「キャストオフ?何だそれは。全く平たくなっていないぞ。そして扉を弁償しろ」
刹那「……ティエリア…胃薬持ってないか…?なんか胃痛が……」
ティエリア「胃薬なら昨日ニールに全て献上した」
刹那「…………………そうか」
グラハム「キャストオフというのはだな、平たく言えば装甲をパージすることだ!!」
ティエリア「…?ヴァーチェはともかくセラヴィーは装甲をパージ出来ないが……」
刹那「いや、俺の言う魔改造はそっちの意味じゃない…。平たく言うとガンプラを勝手に改造してオリジナル風にすることだ。
……というかハム仮面…貴様が何故ここに?」
グラハム「フッ、久しぶりに少年に逢いたくなってな…。ここまで馳せ参じたということだ。
さぁ少年、早速だが私と食事でもどうだね?」
刹那「断固辞退する。」
グラハム「私の決め台詞を奪うとは…。つくづく独占欲の強い少年だな。
しかしそんな少年も嫌いではない……というかむしろ好きだ!!」
刹那「……………。貴様の戯言に付き合っている暇など俺には無い。
俺は今、セラヴィーの魔改造で忙しいんだ」
ティエリア「待て刹那、君は僕の機体を一体どんな風に改造しているんだ?
あまり酷いようだと破砕するぞ」
刹那「破砕…、それだけは頼むから止めてくれ」
グラハム「むっ、少年、まさかそれは……『セラヴィーGNHW/3G』か!?」
刹那「……、さすがだな。この段階でそれを見破るとは」
ティエリア「??…何だそれは。僕でも聞いたことがないぞ」
刹那「ヴェーダとリンクしているのにか?」
ティエリア「最近の僕がヴェーダで検索している情報は主に世界情勢についてとニ、………世界情勢についてだからな」
刹那「今『ニ』って言わなかったか?」
ティエリア「言ってない。言ってない。(棒読み)」
刹那「………ハロのモノマネ…か?」
ティエリア「で、何なんだその、『セラヴィーGNHW/3DS』というのは」
刹那「『3DS』じゃなくて『3G』だ。」
ティエリア「ああそうか、悪かった。で、その『セラヴィーGNHW/DSi』というのは、」
刹那「『DSi』じゃなくて『DSLite』あ、間違った『3G』だ。」
グラハム「解説は私が務めさせて頂こう」
刹那「何故……」
グラハム「『セラヴィーGNHW/3G』というのは、最終決戦に向けて製造される予定だった機体のことだ。
セラフィムによく似た無人機体『セム』が、セラヴィー本体の両サイドに1体ずつ装備されているのが大きな特徴だ。
つまり、セラヴィー・セラフィム・セム2体、合計4体のMSが合体した超重武装型ガンダムなのだよ」
刹那「……こいつが知ってていい情報では無い気がするんだが。始末した方が良いんじゃないか」
グラハム「待て少年。私を始末するのならせめて最期に少年と、」
刹那「それ以上言うと本気で駆逐するぞ」
グラハム「くっ……、今生の別れすら希望通りにはならんのか……!!」
刹那「終わりだ。お前はこのプラモデル専用ニッパーで切り刻まれて死ぬんだ」
グラハム「……なんと…!!!」
ティエリア「ニールが居ればツッコミ入れてくれるんだが…」
刹那「ライルでも良いんじゃないか?」
ティエリア「ライルは嫌だ。あいつは可愛くも何とも無い後輩だ。先輩をちっとも敬わない」
刹那「…………。」
と、その時。
ニール「おーい刹那ぁ、また遊びに来たぜ〜」
ライル「まったく……何で俺が兄さんと食事なんか…」
ニール「良いじゃねーの久しぶりなんだし。
………って、うぉっ!?なんか扉が派手に壊れてんぞ!!?」
ライル「おいおい、直んのかぁ?これ。」
ニールとライルが食堂に入ってきた。
ティエリア「………何でライルが一緒なんだ…(イライラ)」
刹那「ライルに貧乏クジな予感が…」
グラハム「…………ね、眠り姫……!!!」
刹那「!!!ま、まずいッ…」
ティエリア「失念していた!!」
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