ギャグ

□人口密度。
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10分後。


in・ライルの部屋。




ライル「………狭ぇ。」


ティエリア「当たり前だ、1人用の部屋に4人も居座っているんだからな!
人口密度が高い、実に良いことだ」


刹那「加湿器もあるしな」


アレルヤ「うん、おかげで暖かくて過ごしやすいよね。
やっぱり湿度って重要みたい」


ライル「…じゃなくて!!何で俺の部屋に男ばっかり3人も押しかけて来てんだよ!!
暖かいっつーより暑苦しいわっ!!」


ティエリア「何だ、女装でもすれば良かったのか?」


ライル「俺にそういう趣味は無い!!」


刹那「…ん?でも確かティエリアが女装した時、何気にテンション上がってなかったか?ライル」


ライル「いやいやいや、違う、あれは違う。」


アレルヤ「キョドってるし……」


ティエリア「…ふん。いずれにしろ、あんなふざけた格好は二度と御免だがな」


ライル「へぇ〜〜。もし兄さんがしろって言ったら?」


ティエリア「するに決まっているだろう(キリッ)」


ライル「……。むしろ尊敬するぜ、ティエリア…」


刹那「ところでライル、何故お前が加湿器なんて持っているんだ?」


ライル「…あ〜、兄さんが勝手に置いてったんだよ。
『ツヤ肌を保持する為には湿度が大事だ』とか意味分からんこと言ってよ……」


アレルヤ「な、何で皆、そうやって肌にこだわるかな…。
普通に風邪対策として保湿を求めようよ…」


ティエリア「……………。…またライルばっかりニールに優しくしてもらってる……」


ライル「俺としては迷惑極まりないんだがな…」


刹那「そういえば、今回は珍しくニールが出て来ないな」


ライル「出て来なくて良いって。ただでさえ暑苦しいのにこれ以上人口密度増えてたまるかっつーの。
つか、お前らが出て行ってくれるのが1番ありがたいんだが」


ティエリア「その選択肢は皆無だ」


ライル「……何で偉そうなんだ、お前……」


アレルヤ「いい加減あきらめなよ…。ティエリアはこういう人なんだから」


刹那「…そんなこと言うが、『ライルの部屋に加湿器がある』発言をしたのはお前だぞ、アレルヤ」


ライル「アレルヤ、おまっ…、何でそういう発言ばっかすんだ!!最悪だな!!」


アレルヤ「…わ、悪かったよ……ごめん。」


ライル「……う。何故だろう、アレルヤなら許しても良い気になるぞ…。マジで何でだ…」


刹那「超兵パワーだな」


アレルヤ「……ダサいよ」


ティエリア「良いじゃないか、超兵パワー。今年の流行語にしよう」


アレルヤ「頼むからやめてっ!」


ライル「良いんじゃねーの?インパクトあるから、はぶかれなくて済むようになるかもしれないぜ?」


アレルヤ「たとえそうだとしても支払う代価が大きすぎるから!!」


刹那「…だが実際、正真正銘の等価交換なんて滅多に存在しない…。
この世界はいつだって、弱者から理不尽なほど大きな代価を奪い取る…。」


アレルヤ「ちょっ…、いきなりシリアスにならないでくれる!?」





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