ギャグ
□悪ノ某召使(?)
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「何この学芸会みてーなネタ」
げんなり顔でライルは言う。
目の前には彼の兄・ニールがいて、配役の書かれた紙を広げていた。
「だーかーらー、仮想ミッションだよ、仮想ミッション!!」
「その発想がもはや仮想じゃねーかよ…」
「とにかく配役発表するぞー!せっかくだからテンション上げていこうぜ♪」
「…上がんねぇよ…」
配役
召使→兄貴
姫→弟
青い人→某ガンダム馬鹿
緑の女→リボンズティエリア
赤い女剣士→某酔っ払い
可哀想な民衆→主にアレルヤ
「アレルヤが可哀想なこと以外は、なかなか良い配役だろ?」
何故か得意げなニール。
「どこら辺が良い配役なのかわかんねぇよ!!
つか何で俺が姫!?せめて王子とか…っ!!」
「王子は某ハムの人を連想させるから無理」
顔に縦線が入りつつ真面目この上ない表情で言うニールに、ライルはこれ以上何も言えなかった。
「………。じ、じゃあ、別に良いけどよ。姫でもなんでも。
でもさ、俺よりティエリアとかの方が姫っぽくて良いんじゃねーの?」
何気ないライルの一言に、ニールは固まる。
「そ、その発想はなかった…!!不覚…!!」
…うちの兄さんはアホなのだろうか…とか、この時ライルが思ったのは内緒である。
「まあとにかく!!良いじゃねえか決まっちまったもんは仕方ねぇんだし!」
「はいはい…。じゃ、こんな下らないモン、とっとと始めてとっとと終わろうぜ」
「つれねぇーなー…」
自分の軽く2倍くらい皮肉屋な弟に苦笑いのニールだった。
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