盲目の夢を見た

□お酒は20歳になってからにしましょう
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お酒は20歳になってからにしましょう




閉店した静かなエーティスに緑が1人飲んでいる

「ふぅ…閉店後の飲む時間がいいんだよな…」

「1人で飲んでて寂しい奴」

1人のはずの店にいるのは脩弥

「なっ…脩弥…なんでここに…」

「別に、暇だからきただけだ。悪いか?」

「まぁ別にいいけどな」

そういって酒を飲む緑

「……なぁ、それ、美味しいわけ」

「んー…人によってだと思うけど俺は好きだぜ?まぁ、脩弥も大人になればわかるさ」

― 俺はこの時この台詞に後悔した… ―

「子供扱いするなっ」

そう叫ぶと緑が飲んでた酒をぐびぐびと飲む脩弥

「お前未成年だろ!?」

脩弥から酒を奪う緑だが何やら脩弥の様子がおかしい

「しゅ…脩弥…?」

「なんだよ…///」

いつものツンツンしてクールな脩弥ではなく頬が染まり涙目になった脩弥であった。

「お前…まさか酔った…のか…?」

「酔うわけないだろ、これぐらいで///」

「いやいやいや絶対酔ってるだろっ!?」

「酔ってないって言ってるじゃねぇか///」

「…;(俺は一体どうしたら…)」

「店ん中…暑い…///」

上半身の服をすべて脱いだ脩弥

「…(意外に引き締まってるんだな……って俺は変態か!?)」

「なぁ…緑の格好…暑苦しい…///」

1人悶々とする緑にお構いなしに脩弥は緑に馬乗りになり蝶ネクタイを外す

「ちょ…脩弥…くん…?この瞳がいたら喜びそうな体制は一体…そして何故蝶ネクタイを外すのかな…?;」

「黙ってなよ///」

次にベストを脱がし、Yシャツのボタンを全部外して緑に抱きつく脩弥

「ちょっ…まじでストップ…!」

「ん……す−…す−…」

「あれ…?……寝てる…?;」

とりあえず脩弥を退かそうとする緑
だが、ぴったりとくっつく脩弥

「参ったな…仕方ない…このまま寝るか…」

そういって脩弥と自分に毛布をかける

「んぅ…」

ぎゅうっとしがみつく脩弥

「たまには甘えた脩弥もいいか…」

― 子供っても来年は一緒に酒が飲める歳だな… ―

そういって脩弥の頭を撫でながら緑も眠りについた
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