ノンストップ
□六章
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「藍、二人の様子はどうだ」
「今は安定して寝てるよ」
緑は安心した顔で良かったと呟いた
「此れだけの傷ホントに一撃なのか疑いたくなるよ…」
「でも骨折だけで済んだのは不幸中の幸いだな。普通の奴なら死んでるだろ」
藍は確かにそうだろうと思ったが苦笑いを浮かべるだけにした。
「おい勇也と郁人はどうだ」
「よぅ脩弥。安心しろ今は普通に寝てる」
「けっ誰が心配するか」
「そういう事にしといてやるよ」
さっきまでの暗い空気は何処にと言いたくなるぐらい三人は何時もの感覚だった。
「じゃ俺は店に戻る」
「わかった。二人は任せてね」
緑は頼むと言い店に戻って行った。修也は舌打ちをして緑の後を追うように部屋を出て行った。