ノンストップ
□四章
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「この前の奴等とは関係有るの?」
「おそらくこの子を拐う為に菫が呼び寄せた戦士ですわ」
「俺等はこのガキを護る為にお前が揃えた訳か」
由香利と藍は頷いて暫し沈黙が続いたが沈黙を破ったのは瞳だった
「流石に驚いたけど話してくれて有り難う由香利、藍ちゃん」
それに続く勇哉
「人としてしちゃいけない事を由香利さんと菫さん?はしたけど」
そして郁斗
「俺等は仲間だろ。仲間が許さなくて誰が許すんだよ」
ニヤリと笑う脩弥
「乗り掛かった船だ最後まで付き合ってやるよ」
「由香利泣きたいならちゃんと泣きなよ?」
由香利は枷が外れたのか今まで胸に閉まっていた想いを声を出して泣いていた
由香利良い仲間見付けたんだね、良かったと藍が思っていたら不意に声をかけられた
「藍ちゃんも仲間なんだから遠慮しないでね!」
藍はこの言葉を予想していなかったのか鳩が豆鉄砲を喰らった顔をした後満面の笑顔で有り難うと言った