ノンストップ
□四章
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「あっ脩弥お帰りー」
と挨拶もそこそこにお菓子は?と聞いてきたので投げ付けたら食べ物を粗末にするなと彫刻刀が飛ばしてきたが軽々と避けた。だが全員が思っただろう、お前は刃物を投げるなと
「何か騒がしいね。…あっ!貴方は!」
「ンでテメェが居んだ」
「それは私が呼んだからですわ」
「此処は部外者立ち入り禁止だろ?何でコイツが居る」
「私コイツじゃなくて藍って名前が有るの!それに部外者じゃなくて協力者よ」
「説明致しますから着いて来て下さいませ」
連れてこられた部屋には中性的な顔で男女どちらとも判別のしずらい子供がケースの中に入っていた
郁斗がこの子は?と聞くと由香利は今から説明します…全てをと目を伏せながらいった
「数年前私は幼なじみの菫にアンドロイドを造らないかと持ち掛けましたわ」
勇哉が返答ははいだったんよだな?と聞くと頷いた
「それから二人で造っていきましたわ。けれど数ヵ月前菫の様子が可笑しい事に気付きこの子の事を調べてみると世界征服の為に破壊や殺人行動を主体に動くプログラムが入っていることを知りましたわ。それで自分の過ちも知りましたわ。気付くには遅すぎましたけど…」
「それから程無くして菫とは決別しましたわ。でもこの子を破棄できなかった…。だってそのプログラムを抜けば普通の子供と同じですから…」
「普通の子供と同じって?」
「由香利は子供の出来ない人の為に心も体も成長するアンドロイドを造ろうとしたの」
「私はあのプログラムを抜こうと必死に頑張りましたわけど…」
「無理だったからコイツを読んだのか」
「はい…」