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□二、仲間割れ
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ガチャッ

部屋の中へ入ってまず思ったことは、これで片付けたのか?だ。
床には缶や瓶が散乱しているし…一体、どこを片付けたのだろう?
私だったらとにかく床にあるものを片付けるが――。
まぁ、そんな事はおいといて、本題だ。

「組に…」

私が言いかけると、

「お嬢!聞いてもいいですか!?」

同じ部屋にいた組員がそんな事を言ってきた。

「…いいけど…?」

「組に関わって来る事って、何がありますか!?」

まさか、自分が聞こうと思った事を聞いてくるとは思わなかった――。

「えっと…。組員決めとか、新しい組の加盟とか…かな?」

だいたいそんな感じだろうと、曖昧に答える。

「ですよね〜…。」

「お前バカか?――んな事、聞かなくても大体分かるだろ。」

「だってさ〜…。」

これ以上言いたい放題にしとくとヤバい気が……。

「まぁ、誰だって頭にあんな顔で言われたら不安になるよね。」

部屋にいる全員が頷く。
話しているうちに、あっという間に時間が経ち――。
もうすぐ1時間経つ。
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