Phi-LION WORKS

□Scrutinize Truthfulness
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どうして

生まれた頃からいつも一緒で
同じ道をずっと進んでいるオマエが
黙り込んだオレの片思いの話
いつもタメ口で嫌味を言うのに

そんな時 決まって神様はイタズラで
高嶺の花と話す機会が増えていって
なんか思い道理にいっているウラで
理由の見えない不安が過ぎるから

「今度遊びに行こうね。」って約束なのに
時計はもう二時間も前に弧を描いていた
待ちぼうけにされたと気付いたのは
泣きながらすべてを教えてくれたオマエのお陰

どうして気付けなかった
どうして身勝手にしてた
オマエを誰より知ってるのに
つけちゃいけない傷をつけちまった

月日は流れても涙が流れるだけ
元の関係に戻れそうもない 二人
家に帰る道がとても物足りない時間
家と家が近いのが幸いなのかもしれない

オマエを見失ってから捜し出す
間抜けな自分に吐き気がしてるけど
今からでもまだ遅くはないと
諦めない自分に心を任して

どうして解らなかった
どうして素直になれなかった
もう一度過去に戻れるなら
なんて馬鹿みたいな 
コト………想う

どうして考えなかった
どうして答えなかった
あの時の涙の意味を
知らせた理由をすぐに感じれなかった


あの頃に戻れるなら
変わらない二人が いつもどおり
変わらない笑顔で ずっと
変わらない心を繋ぐのだろう

失くなりかけてるオマエの
気持ちが戻ってくるように
今度は離さないように
オマエの眼をずっと見つめ合えるように


Track completion day:
2000/8/17
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