ペンタグラムとヘキサグラム

儀式そのものが始まる前に、呼び出す悪魔とは無関係なのに魔法陣に近寄る邪悪な存在を消し去らなければなりません。そのために、ペンタグラムとヘキサグラムが用いられます。これかはまた、悪魔を召喚した後に己の身を守る為にもあるので、絶対必要です。ペンタグラムは円の縁に沿ってその外側に描かれなければなりません。レメゲトンに記されたソロモンのペンタグラムは、魔術師の衣に刺繍されたり、羊皮紙や他の魔術の道具に描かれたり、いつも手に持っている必要があります。ひとつの頂点を上に向けたときのペンタグラムは、悪に立ち向かいます。しかし、二つの頂点を上に向けた、逆さまのペンタグラムは悪魔のシンボルであり、不幸を引きつけます。なぜなら、それは上下あsかさまであり、2という数字を表し、またそれは、魔女のサバトの偉大なる山羊を表し、さかさまの二つの頂点は、その山羊の角でもあるからです。下の図は、その一例です。
ペンタグラム

ヘキサグラム(あるいは、ソロモンの印)も、円の内側または外側に描かれます。強力な力を持ったシンボルです。ソロモンは真の神の名が刻まれた印のついた指輪を持っていたと言われ、彼はそのためにあらゆる霊と悪霊を支配することが出来たと伝えられています。アラブ人たちが書き残したところによると、この印は六つの頂点を持った星の形をしており、そのために霊を支配しようとする魔術で用いられたと言います。近代の理論でヘキサグラムは、一方は上を指し他方は下を向いている二つの三角によって再現される、上と下の組み合わせを表しています。なぜならそれは、火のシンボル(△)と水のシンボル(▽)を結びつけているからです。レメゲトンに示されたようなソロモンの二重の印は、円とヘキサグラムと力を帯びた名前を結びつけます。それは、魔術師の衣に刺繍されるか、描かれるかしなければなりません。下の図は、その一例です。
ヘキサグラム

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