09/19の日記
16:50
画材について
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突然ですが、イラストを描く際、あなたは何を用いて描きますか?
むつきは今も昔も紙とシャーペン、ミリペン、コピックさえあれば、十分にイラストを描ける完全アナログ人間です。
いえ、イラストを描くなんてものは、描ける物さえあればそれでいいんですよね。
極端に言えば紙と鉛筆さえあればいい。
でもたまに、画材さえいいのを揃えていれば上手く描けると思っている人いませんか?
今まで色鉛筆や水彩絵の具を使っていた人がコピックやカラーインク、パステルがあれば〜なんて言ってたり、かといていざそれらの画材に乗り換えても今度はデジタルにしたいと言ってみたり……。
一体この人たちは各画材たちに何を求めているんだろうと思ってしまいます。
特性を求めている……? いいえ、違いますよね。
より自分が上手く描けられる画材を求めているだけです。
”自分に合う画材を探す”のではなく、ただ単純に”楽して上手くなりたい”。
ただそれに尽きると思います。
「そんなことはない! 僕だって私だって、自分に合う画材を探しているだけなんだ! 大体、よりいい画材を選ぼうとして何が悪い」と主張する人もいるかと思いますが、ならば逆に問いかけましょう。
そもそも画材は画力を上げてくれるものなんですか? と。
見かけるんですよねー。
画材を選ぶどころが画材に頼りきっている絵描きさんたち。
例えでいえば、アナログでエフェクトみたいな効果を描こうとする時、相応の技術を要します。
しかし、まだまだその画材に慣れていない、使いこなせていない人にとってはとても出来ない効果。
だけど、デジタルで知識を得ればすんなりと可能となる場合がある。
なんだ、じゃあアナログよりもデジタルがいいや、となり、デジ絵師になりますと公言。
今まで自分の力量では描けなかったものをどんどんソフトの力を借りて描いていき、自分は描けた気になる。
されど、もともとの画力が上がっていないので、見る人からするとうーん? なものに。
間違えちゃいけませんね。
どんなに便利な画材を使用しても、未熟な部分はハッキリと作品に現れるものなんですよ。
私もまだまだ未熟ですけれど、それでも「いやぁ〜、もっとデッサンした方がいいよ;」や「なんかご本人は満足しちゃってるけど、本当にちゃんと自分の作品見直してるのかな?」と突っ込みたくなる時がありますから。
”画材に頼る”のと”画材の特性をしっかり学んでより高見を目指す”とでは大きな差があります。
いいんですよ別に、鉛筆だけだろうがクーピーだろうが水彩絵の具だろうがカラーインクだろうがパステルだろうがコピックだろうがPCだろうがどれでイラストを描いたって。
一番大事なのは画材に頼ることではなく、”自分の力で上手くなる”ということだと思います。
それってつまり画材は関係ないってこと。
自分が楽しんでやれる画材で絵を描く。
それでいいんですよ。
ただし、画材の特性によって向き不向きはあります。
もし自分でゲームを作ろうとし、そこに自作のイラストを用いようとした時、アナログよりもデジタルの方が効率よかったりね。
ほら、コピーできますんで。
バリエーション豊富なスチルを用意することができますよね?
逆に、一点ものの価値はアナログの方が断然あったりとか。
コピーできないですもん。
オークションで売りたいとなった時は、アナログの方が入札してもらえやすいのでオススメですね☆
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