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□調教授業
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「…ん、はっ」

身体が熱い。
甘い疼きが走り、土方は一人吐息を乱す。
ローターの刺激は喘ぎ声を上げてしまうくらい強いものでもないが、無視出来る弱さでもない。坂田の遠隔操作止まったり動いたりを繰り返していた。


(銀時が、見てる)

顔を上げたら少し遠くの席に座る坂田と視線が合った。愉しそうに口角を上げて笑い、わざとらしく右手にあるローターを遠隔操作出来るリモコンらしきものを見せてくる。
深くにもドクン、と下に血が集まるのを感じた。こぼれそうになった声をぐっ、と奥歯を噛み締め堪える。


「っ、く……んっ!」

声を押し殺しながら、なんとか刺激から逃れようと身体をよじったのだが、そのせいでローターがイイトコロにあたってしまい、土方は一度身体を大袈裟なくらい震わせた。熱がどんどん上がってくる。小刻みに震える小さな刺激だが、当たっている場所が場所で敏感に刺激を拾い上げてしまう。
土方は机に突っ伏した。声が出てしまいそうで、制服の袖を頭を伏せたまま噛み締め、ぎゅっと目を閉じる。快感は一気に身体へとやってきた。呼吸が荒くなる。頭がボーッとする。
このままじゃ性器が硬くなり、ズボンの上からでもわかるぐらいに盛り上がってしまう。それはまずいとどうにかローターの位置を変えようと小さく身じろぐがかえって前立腺を刺激してしまい、じわっと袖に唾液が吸い込まれた。


(触りてぇ)

今すぐ性器を取り出しめちゃくちゃに扱きたい。そして精液を出したい。さっき舐めさせられた自分の精液の味を思い出してしまい吐き気がしたが、何故か身体は興奮してきた。
こんな身体、絶対おかしい。全て銀時のせいだ。銀時が普段、やらしく触ってくるからだ。銀時の長く細い指が俺のを……。


(やば、い)

坂田のことを考えてたら、坂田のやらしい手つきを思い出してしまった。忘れられないくらい身体に残ってる。背筋が震える。やばいと思ったときにはもう遅く、ズボンは周りから見てもわかるくらいに盛り上がってしまった。


「……っ、ん」

その盛り上がりを隠そうと、バレないように股間にソッと袖を噛んでいないほうの手を乗せた。その瞬間に身体に直接的な刺激が走り、びくっと身体が震えた。ローターの刺激に、性器に触れる感覚。もう扱きたくてたまらないと、理性が揺らぐ。土方は性器に刺激を与えるように手にぐっ、と力を入れた。


「ふ……っ、く」

小さく声が漏れる。その度に袖が唾液で濡れた。強く押しては力を抜き、を繰り返す。じんわり広がる快感が心地好い。ローターの刺激も快感に敏感になった身体が更に拾い上げる。
土方は我慢出来ず、股間に置いた手に力を入れたまま、擦るように小さく動かした。


「ぁ……っ、ん」

声が漏れるのも気にならないほど、快感に土方は夢中だった。性器を擦る動きはズボンの上からでも十分感じとれて、けれどもどかしい。もうイくことしか考えられないと言うのに、まだまだ射精感にはほど遠い。


「っ!!!」

そんなとき、急に秘所に埋められたローターの刺激が強くなった。漏れそうになった声を必死に袖を噛み締め押し殺す。顔を上げたら坂田が笑いを堪えるのに必死な表情が見えた。
どうやらこのローターは刺激が何段階かに変えられるようになっているようだ。今まで小さかった刺激が、急に大きくなる。その刺激は、容赦なく前立腺を襲った。


「ふっ、んん…っ、く」

頭が真っ白になる。強い快感に頬はほてり、瞳は涙で滲んでいた。呼吸がどんどん荒くなっていく。びくびくと身体を震わせた。もうイってしまいそうだと、土方は耐えるように性器をググッ、と抑えるように押した。

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