▼Main
□調教授業
2ページ/8ページ
イきたい。ただそれだけが頭を占め、イきそうでイけないふわふわとした気持ち良さに身体を預けていた。すると口の中に何か突っ込まれた。
「ちゃんと舐めとけよ? 辛いのは十四郎だからな」
「…っ、あ、ん、く…んっ」
坂田に言われた通り、口の中に入れられたモノを必死に口の中で転がし、舌を使って舐める。口の中はいっぱいなのに喘ぎ声は漏れていき、涎は飲み込むことが出来ず口の隙間から漏れていった。
坂田の三本の指がバラバラに動く。その一つの指が前立腺にあたり、土方は大袈裟なほど身体を跳ねさせた。
「んんっ、ふっ、ん…そこっ」
口の中に異物を含みながら必死にそこ、そこ、と繰り返し前立腺を刺激してくれるようねだる。おまけに腰まで振ってみせた。もうそこを刺激してほしくてたまらないのだ。
すると坂田はやっと前立腺に触れると、ぐりぐりと押し潰すように刺激した。
「ん! んんっ、は…ふ、んっん、く、ふぅ、ん!」
途端に強すぎる快感が身体を駆け巡る。直接神経に触れられているかのようだ。頭が真っ白になる。力が入らず足がガクガクと震えた。必死に力を入れるが崩れてしまいそうだ。それに気付いた坂田は土方の身体を支えてやる。
もうイきそう。そう思ったときに坂田は指を抜いた。なんでと言いたげに頭だけ後ろを向けば、先程秘所を弄ってた手を口に突っ込まれた。
「ちゃんと舐めた?」
そう言って坂田が土方の口から取り出したのはドキツイピンク色をした…ローターだった。土方は目を見開く。今まで散々ひどいことをされてきたが、玩具を見るのは初めてだった。
「躾はこれからだからな」
坂田はペロッと己の唇を舐めると、土方の秘所に唾液でベトベトなローターを突っ込んだ。
「やだっ、ぎん…嫌だ、やめろっ、ひ」
「大丈夫だって。淫乱な十四郎ならすぐ気に入るから」
玩具を使うなんて初めてで、恐怖しか感じなかった。抵抗しようにも力が入らない。坂田はローターを掴んだまま、秘所で動かす。土方は嫌だと言っても秘所は喜ぶように中に招き入れた。そして坂田は上手く前立腺に当たるようにローターを当てると、指を抜いた。
「よし、完了」
「っ!? くっ、あ、あぁ!」
急にブブブと音をたてローターが小刻みに震え出した。ローターは前立腺を刺激する。もうイく寸前だった土方は、その刺激だけで果ててしまった。精液が壁と床に、こぼれる。
土方がイったのを坂田は確認すると、ローターの刺激は止まった。どうやら遠隔操作できるらしい。
イって力が抜け、土方はその場にへたりとしゃがみ込む。はぁ、はぁ、と乱れた呼吸を整えるように繰り返した。独特な臭いが鼻をつく。
「あーあ、教室汚しちゃったじゃんか」
坂田の声に土方はそのまま振り返る。にたりと笑い、実に楽しそうな表情だった。坂田は銀時の隣に座り込む。
「ローター入れたまま授業受けろよ。勝手に抜いたらお仕置きだから」
お仕置き。それは嫌だ。土方は坂田を睨みつけるも、それも楽しんでるかのように笑われた。
「あと、教室汚しちまったんだ。ちゃんと綺麗にしてね?」
「ティッシュ、貸してくれ」
「ハァ? 何言っちゃってんの」
坂田は鼻で笑った。呆れたような表情を浮かべて、口で言わなきゃわからないかなあ、と続けた。嫌な予想が頭を駆け巡る。確かにイってしまったのは俺が悪い。けれど、イかせたのは坂田じゃないか。それなのに。
「舐めて綺麗にするに決まってるでしょ」
それから十分過ぎたところだろうか。五時間目の授業である。まだ授業は始まったばっかりなのに落ち着かない。
土方は真ん中の列の一番後ろの席。坂田は廊下側の後ろから一つ前の席で、少し遠くから俺のことを見ていた。
ローターの振動は止まったり急に震えたりと、坂田の思うままに動いていた。さっきイったばかりのせいで、敏感に刺激を拾い上げ落ち着かない。前立腺にあたっていないのがせめてもの救いだ。
零れてしまいそうになる声を必死に抑える。喘ぎ声が漏れて仕方のない刺激というほどでもないが、だからと言って無視は出来ないほどの刺激である。そもそも秘所に異物が入っている時点で、普通に授業を受けるなど無茶な話だ。
.