☆私のイチゴ王子☆

□最悪の連発
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―あれから10分―
「ねっ…。ちょっと。」
「…何?」
えっ…。
なんかさっきまでの甘甘な感じじゃなくなってない?
私…なんか悪いことしたっけ?
…どうしよぅ。
「…これがホントの俺だョ。」
「えっ…。ホントって?」
ホントって何が?
さっきまでの涼介君ゎ別人ってことですかぁ?
「だから…。ホントの俺ゎあんな甘甘じゃない、ってこと。」
「…………。」
「あーもうっ…。なんでわかんないかなぁ。」
涼介君ゎ黙り込んでしまった私に少し苛立った表情をした。
それから近くにあった椅子に両手を広げて座り、私に手招きした。
私ゎ少し動揺したが、少し間をあけて静かに座った。
涼介君ゎ私が座ったのを確認するとそっと口を開いた。
それと同時に何か寂しそうな、悲しそうなふいんきも読みとれた。
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