CP小説短編 NL
□例えこの手が届かずとも
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先程、藍染様から虚夜宮を預からせていただいた。
目の前には、不安そうに俺を見る、例の女が居る。
「……ウルキオラさん…」
「貴様は藍染様に不要とされた」
それを言うと同時に、とても悲しげな顔をする女。
俺にはその意味がわからなかった。
その表情の意味する事を…
「来い、黒崎一護」
向かって来る霊圧を感じ、俺は呟いた。
ついに現れた黒崎一護。
少しは強くなったようだ。
俺は自然と女の前に出て、剣を抜く。
大人しく後ろに下がる女に、違和感を感じながらも、俺達は戦いはじめた。