CP小説短編 NL

□桜の夜に… 後編
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事件の翌日から、織姫とウルキオラは学校を休んでいた。
事件については、グリムジョーから教員達に伝わっていたが、まだ事実がわからないため、秘密にされていた。
それが理由で、生徒達には、用事で休みとだけ伝わっている。


「あのブス、いい気味よ」

「けど、チクった奴が居るらしいよ」

「そんな事どうでも良いのよ。どうせわからないもの」

「にしても、なんでウルキオラ様が休んでるの!?」


クラスや、その他のクラスのウルキオラファンの女子達が話していた。
それは例の事件を起こしたメンバーだった。
そのメンバーの話しは誰も聞いていないと思っていた。


そこに一人近付く足音がある。


―――グリムジョーだ。


グリムジョーは通り過ぎる瞬間女子達に聞こえるように言った。


「テメェ等……、あの女とウルキオラの事、覚えとけよ…」


睨みながら言って通り過ぎる。


それに女子達はすくんでいたが、すぐにいつもの調子を取り戻し話を続行した。




グリムジョーが向かった先は、というと……


「よう、ウルキオラ。まだ目覚めねぇのか?」


そう、織姫が入院している病院。
病室にはもちろんウルキオラが居る。
そして、ベッドには今だ目覚めない織姫が居た。
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