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□I want you
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クリスマス。街はにぎわいと活気でいつもと違う雰囲気。


「なあ佐久間、あれあのツリーすごくね?去年はなかったよな!」
「…あぁほんとだ…」


人の家の前で立ち止まるのもちょっとな、とか思ったけど凄く派手な電飾のツリーが目に留まった。

「ああいうのすげーな。」


ぽつんと一言横でつぶやく佐久間はなぜか寂しそうに見えた。

「佐久間の家はツリーとかかざんねーの?」
「…あぁ」
「ふーん…あ、じゃあプレゼントとかは?」
「ない」
「そうなのか?」
「…別に クリスマスなんてなにもないだろ」
「んー…じゃあ佐久間は何が欲しいんだ?」
「何も」
「…お前さ」
「なんだよ」 
「ほんとになんもねーのか?」
「欲しいもの考えてどうすんだ?」
「サンタさんが届けてくれるんだ」
「さん…ボランティアの人かなんかか」
「おい…真剣な顔してそれ言うなよ…」

(ほんとに知らないのか…
 佐久間の家の事情は知らないが、こいつが分からないってんなら俺が届けてやろうかな…そしたらきっと喜ぶんだろうなぁ…!)



「……じゃあお前は」
「え?…っとあぁ俺は新しいグローブとか…色々あるけど」
「んー…」
「お、なんかあったのか?欲しいもの」
「それって、なんでもいいのか?」
「まぁ世界とか宇宙とかじゃなきゃ…なんでも」
「それ、絶対にくるのか?」
「え、あぁ…まあ高いものじゃなきゃ届くんじゃないかなー…なんて」

 真剣に考え込む佐久間の横顔を見ながら本当に子供みたいだなと思った。

(一体どんなのが欲しいんだろう…まさかペンギンとか…そしたら大きなぬいぐるみで我慢してもらおう)


「…よし、決まったぞ源田。」
「おう!なんだ?」
「…だから決まったってば」
「んー?なんだペンギンさんかー?…」
「お前」 
「なんだよー」
「人の話聞け!」
「聞いてるってば」
「全然聞いてねーじゃねーか」
「え?聞いてるって…佐久間が言わな」


 いから、と言おうとした時



「 お前 源田幸次郎 が 欲しい 」



「えっ…」
「さっきから何回言ってると思って…!」
「…俺がお前欲しいよちくしょう!!」
「////…なんだよっ…冗談に決まってんだろ!!!」
「もう一生はなれねー!お前のサンタはここにいr…って蹴るなよひでぇな!」
「うるせー!!サンタなんて嫌いだーーー!!」






END☆
 




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タイトルからネタバレすんません…もっとちゃんとしたの考えればよかったorz
 まじで…



 あれ…クリスマス前なのに…w
まあ気が向いたらその日の話も…


ありがとうございました!!

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