Main

□基山ヒロトの妄想
1ページ/2ページ



オペラ。そんな芸術的(?)なものとはあんまり関わったことはない。もちろんテレビのCMではみたりするけども。
 で、俺はそのまったく関係なさそうなものを聴いている。なんでかって?…学校行事の一貫さ。きれいなドレス真っ白な、ウェディングドレスみたい…あんな広いステージで、しかも一人きりで。すごいなー…。と思う以上に横にいるリュウジが居眠りもせずにステージに見入っている。

(やっぱり綺麗だなとか思うのかな…男の子だもんね…しょうがないか。)


 でも。俺は思う。
あの格好してるのがリュウジだったら…
いや。でもリュウジには水色のが似合うかな。え?そういう問題じゃないって?
 そうか、リュウジはピアノとか弾けそう…綺麗だな……いや可愛いのが合ってるかな。

そんなこと考えてたら、隣のリュウジと目が合った。




〜余談 緑川リュウジの構想〜

 んー…凄いな。さっぱり分からないけど、なんか凄い。人間ってこんな声でるんだな。
 目の前のステージの女の人をガン見。おっといけないなんか悪い気がする…あ、ピアノも凄いな。あんな速いのよくできる。

 …ところで…ヒロトって楽器とか上手そうだと思わないか?…たぶん、だけどヴァイオリンとか。
…うわー似合う…黒スーツでいかにも…ってなんの想像してんだ俺。でもなんかありそうだな…ってかあいつフィディオなんかよりイタリア人っぽくないか?なんか…なれなれしいっていうか…外人っぽい。(エイリア名乗ってたからあんまり変なこといえないけど)
 でも。なんかかっこいいな…いや、もちろん男として…だよ。なんでもできそうだもんな…



ちらっと横を見るとあいつと目が合った。

(…さすがに人の考えまでは見えてないよな…)


















 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ