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□基山ヒロトの妄想
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オペラ。そんな芸術的(?)なものとはあんまり関わったことはない。もちろんテレビのCMではみたりするけども。
で、俺はそのまったく関係なさそうなものを聴いている。なんでかって?…学校行事の一貫さ。きれいなドレス真っ白な、ウェディングドレスみたい…あんな広いステージで、しかも一人きりで。すごいなー…。と思う以上に横にいるリュウジが居眠りもせずにステージに見入っている。
(やっぱり綺麗だなとか思うのかな…男の子だもんね…しょうがないか。)
でも。俺は思う。
あの格好してるのがリュウジだったら…
いや。でもリュウジには水色のが似合うかな。え?そういう問題じゃないって?
そうか、リュウジはピアノとか弾けそう…綺麗だな……いや可愛いのが合ってるかな。
そんなこと考えてたら、隣のリュウジと目が合った。
〜余談 緑川リュウジの構想〜
んー…凄いな。さっぱり分からないけど、なんか凄い。人間ってこんな声でるんだな。
目の前のステージの女の人をガン見。おっといけないなんか悪い気がする…あ、ピアノも凄いな。あんな速いのよくできる。
…ところで…ヒロトって楽器とか上手そうだと思わないか?…たぶん、だけどヴァイオリンとか。
…うわー似合う…黒スーツでいかにも…ってなんの想像してんだ俺。でもなんかありそうだな…ってかあいつフィディオなんかよりイタリア人っぽくないか?なんか…なれなれしいっていうか…外人っぽい。(エイリア名乗ってたからあんまり変なこといえないけど)
でも。なんかかっこいいな…いや、もちろん男として…だよ。なんでもできそうだもんな…
ちらっと横を見るとあいつと目が合った。
(…さすがに人の考えまでは見えてないよな…)