text-mo ya shi
□屈折してます
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我ながら屈折しているとは思う。
こんな姿の沢木を心底愛しいと思うなんて。
「だめだよ沢木…
ちゃんと舐めて」
嫌がる沢木の手を後ろ手に縛り、自分の立ち上がった部分を根元までしゃぶらせる。
可愛い、可愛い沢木。
涙目で僕を睨むこいつを、見下ろす僕は、もちろんいつものゴシックロリータスタイルだ。
何重にも重なったスカートのひだの上で、小さく咳き込む君が好き。
唇の端から零れ落ちる僕の精液が、彼の顎を伝う。
「飲んで。
飲むまで止めない」
屈折だなんて。
こんなの、ただの変態行為に理由付けがしたいだけ。
しぶしぶといった風に僕の精液を飲み下すと、沢木は、苦い、と一言つぶやいた。
苦しみも、痛みも、すべて僕のもの。
この狂気に似た感情に、名を与えるなら、それが僕の愛。