*夢日記
□ある日見た夢1
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太陽の形さえ忘れるくらい長い長い間。
私は光を見ていない。
『ある日見た夢』
…
部屋にこもってかなりの日数がたった
眠るにはまだ早い時間
だけどその日は身体が重く、ベッドにゆっくり身を沈めた
…目を閉じて何時間たっただろう
ゆっくり目を開けると自分の部屋。
でも何かおかしい
いつもと同じはずなのに、何かが違う
テレビの奥からこちらを誰かが覗いてる
窓の外はもう真っ暗だ
「…一体どうなっているのだろう」
今まで避けてきたドアの前にたった。
ドアノブに手をかけ、ゆっくり回した
「…何、ここ」
目の前は真っ暗なはずなのに。
ひとつのドアが見える
家の構造はこんなだっただろうか…、そんな事を思いながら目の前にあるドアを見つめた
「…あ」
ドアの間に何かはさまっている
―――(カード?)
『今から見る物は全てあなたの心です。どうか迷わないで』
血の付いた真っ白いカードだ。