トキドキめもりある

□トキドキめもりある1
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いつだって自由でいたい。

いつまでも遊んでいたい。


だけどそんなこと、普通に生きていたら当たり前に出来なくなる。

そう思い込んでしまうのは、大人へと踏み出している証拠?




「"暗いニュースに詳しくなる事が大人になるってことじゃないだろ"って好きな曲の歌詞にあったんだけど、まさにその通りだと思う」

「へー」

「…興味なさそうね」




何もない、平凡な毎日。でもきっとこれが一番の幸せ。

好きな曲を聴いて、好きなものを食べて、お風呂に浸かって、ぐっすり眠って、また新しい一日が始まる。


でもいつしかこれが、普通じゃなくなる時が来るって私には分かってる。

だからこそ、今この時を大切に生きたいって、柄にもなく思ったりする。




「20代の自分がどうなってるかなんて想像できないし、寧ろその頃にまだ地球があるかも謎だよね」

「だね、最近は自分が将来何のために生きてるかわかんなくなってきた」

「昔は小学生の頃だと、中学生や高校生になった自分がどうなってるのかなとか思いを馳せたりするのが楽しかったけど」

「今はねー…もう考えるの面倒くさいよね」

「うん、だから私は今を一番楽しく生きることをモットーにしてる」

「はー…なるほど」




何気ない会話だって、何故か記憶に焼きつくくらい毎日は何もない。

でも、楽しいのだ。不思議と。


平和を基準として少しの刺激は私にとって生きやすい現実を作り上げているのだろうか。




まだ、よくわからないことばかり。







もしも君の一番が、果てしなく手の届かないものだったとき
(僕たちは、簡単に諦めてしまうのだろうか)

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