零崎一賊の最愛家賊

□7.説教
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「いや、だってさー、二人で無限城見物してたら喧嘩売られてよー、だから理澄には隠れるようにって・・・・・」

「だーかーら!殺し終わったらまず理澄さんの無事を確認しなさいと言ってるんです!そのまま次に行こうとしない!その隙に別の輩に誘拐されたりしたらどうするつもりだったんですか!!」

「で、でもっ!私はこの通りだいじょうぶなんだね!」


フォローしようとする理澄。


「確かに今は私が来たからよかったとして!私が来る前に何かあったらどうするつもりだったんですか!何かあってからじゃ遅いんですよ!!」

「わ・・・わりぃ・・・・・。」


シューンと出夢はうなだれた。


「分かればよろしい。」


と、赤屍は出夢の頭を撫でた。


「すみませんでしたねみなさん。お騒がせして。」

「い、いや・・・えーっと・・・・。」


オロオロと銀次が反応する。
その様子に、クスと赤屍は笑って、そのまま出夢と理澄を連れて去って行った。
そしてそこには、いまだに状況が理解しきれていない5人が残された。

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