零崎一賊の最愛家賊
□6.匂宮兄妹
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「うわぁ・・・・。」
朝、まだスヤスヤ眠っている一姫の隣。
花月は携帯の着信履歴を見て頭を抱えた。
↓コンナ感じ
―――――――
十兵衛
雨流
十兵衛
十兵衛
十兵衛
十兵衛
十兵衛
雨流
十兵衛
雨流
十兵衛
十兵衛
十兵衛
十兵衛
十兵衛
・
・
・
―――――――
「言い訳が・・・・言い訳が思いつかない・・・・・・。」
「言い訳だったら、潤さんにでも誘拐されてたって事にすればいィィィィイイイイダッダダダダダすみませんすみません!!!!」
赤屍にその事を話したが、彼の提案は潤の暴力によって制された。
「誘拐とは人聞きの悪い事言ってくれるじゃねぇか。あれだ、連れまわされたと言え。」
「・・・へ?」
「悪いのは、アタシってことにしといてやるって言ってるんだ。」
「え、いいんですか!?」
「カヅッちゃんには写真撮らせてもらったりしたからな。」
「あぁ・・・・。」
そして、4人はコブラへと乗り込んだ。
家出兄妹と一姫と戯言遣いが見送りに外へ出てきた。
「運び屋のお兄ちゃん、また来てくださいね。」
「連絡もしてくださいね!」
「はいはい。わかってますよ。」
「花月さん!風鳥院流絃術のお話とても興味深かったです!」
「うん、ありがとう。」
「じゃあ、潤さんも真心もお元気で。」
「おうよ!」
「じゃーないーちゃん!」
そして、コブラは裏新宿へ向かい走り出した。
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