零崎一賊の最愛家賊
□7.説教
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花月、十兵衛、雨流、蛮、銀次の5人は、文字通りポッカーンとしていた。
壁に体を強く打った出夢は、ヨロヨロと立ち上がった。
「い・・・いってーじゃねぇかよ・・・。」
「『いってー』じゃありません。あなた何やってるんですか出夢クン。」
理澄を地面に下ろしながら、赤屍は出夢の方に近づいた。
「よりによって裏新宿、しかも無限城に来るなんて。ちょっとくらい待ちなさい。」
「うぅ・・・・。」
「雑魚共ならともかく、よりによって美堂クンに喧嘩を売るだなんて。」
「だって・・・・。」
「だってじゃありません。」
バチンと、出夢は額にデコピンをくらった。
先程までとは違い、シュン・・・となっている出夢に、赤屍はハァーとため息をつく。
「というか、まあそこまでなら今のデコピンで十分許せるんですよ。」
(((((許せるの!?)))))
「そもそも・・・・
こんなところで!
妹を放置するとはどういう了見ですか出夢クン!」
(((((そこ―――――!!?(゚Д゚;))))))
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