イナズマイレブンGO

□The first love grew
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「くっそ、日誌書くのに手こずるなんて最悪だ!!急がないと部活が始まってしまう?!」




そう言って廊下を走るのは白恋のエースストライカーの雪村であった。そしれ、部室ギリギリの所で髪が白く少しラベンダー色が入った少女を見て雪村は名前を呼んだ。




「吹雪!!」




「あれ、雪村君?珍しいね君が白咲君より遅く来るなんて。」




「まぁー今日は日直で最後に日誌書いてな・・それより、アイツ俺より早く来てるのかよ・・・」




雪村はそう言うと廊下にしゃがみこみ項垂れてしまった。その姿に吹雪はクスクス笑い早く着替えないと本当に遅れて監督に怒られるよと言った。





「げっ・・・それもそれで嫌だな・・・」





「雪村君って本当に白咲君と監督の事嫌ってるね?石君もだっけ?」




「まぁな・・・監督なんて実力あんまりねぇーし、白咲は俺より身長高いしチーム纏める実力あるしな。石は存在自体がありえないしな。←(酷)」





そう言うと吹雪はまたクスクス笑った。実際のとこ今の白恋サッカー部を支えてるのは白咲の行動力と判断力であり吹雪はそれをサポートをしていた。吹雪に片思いしている雪村はそれをあんまり良く思っておらず校内でも二人の噂は絶えず仕舞いには女子からは付き合ってもいないのに、お似合いカップルになれるレッテル貼られてるくらいだ。







「げっ後15分したら始まるじゃねーか!!」






「あっ、僕そろそろ部活の道具出す準備しなくっちゃ!!」





「少し待ってろよ、すぐ着替えて手伝ってやるから?!」





そう言って俺は慌ててサッカー部専用のロッカールームに入りユニフォームに着替え終わり吹雪は律儀にもちゃんとドアの傍で待っていてくれた。
そして、俺は吹雪とグランドにある倉庫に行きサッカーボールが入っている籠やカラーコーンなど出し手伝った。




「ごめんね雪村君ありがとう助かったよ!!」





「気にすんなって一人でやるの大変だろう?」





「ほぉー珍しい物もあるもんだな。」





吹雪が俺に笑顔で御礼を言い俺は思わず頬を緩めてしまった。そして、俺の背後で皮肉たっぷりに言う奴が現れた。




「あっ白咲君!!」




「げっ・・・テメェかよ・・・」





「ふん、普段は女子にツンケンなお前が珍しいな。まぁー良い吹雪少し良いか今後のチームのメンテで話しがあるんだが。」





「え・・あ、うん分かったよ。雪村君手伝ってくれてありがとうね。」





吹雪はそう言って俺から横をすり抜けて行った。俺は舌打ちをしサッカー部の集合場所に行った。
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