頂き物
□嗚呼、愛しの吹雪
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ピンポーン…
吹雪と別れてから暫くして誰かが来た。
家には今誰も居ないので俺は玄関へ向かう。
「……どちらですか?」
「あ…豪炎寺くん…」
「吹雪か…??」
訪ねて来た人物は吹雪だった。
俺は玄関じゃ悪いので吹雪を上がらせる事にした。
「ゴメンね、アツヤ昔から甘えたがりだからさ…」
「いや、俺もそういう事があった」
「クスッ…豪炎寺くんにもそういうのあったんだ?」
笑顔の吹雪はいつもより数十倍可愛い。
いけないとは分かってる。でも俺は吹雪を前にして理性が抑えられない。
…俺の、性欲が暴走し出した。
「豪炎寺……くん?」
目の前には押し倒され俺の下で唖然とする吹雪。
目をぱちくりさせ俺を見つめる吹雪はどう見ても俺を誘ってるとしか思えない。
「悪い吹雪……」
「豪炎寺くん…」
「好きだ………」
「んぅ………んふ、うぅ………////」
俺は優しめに吹雪の唇を貪った。
唇を離すと、頬を赤く染めながら「僕なんかで良いの??」と恥ずかしそうに目を背ける吹雪。
「何を言う。お前じゃなきゃダメなんだ……」