パラレル小説

□姫の兄…その名は…
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博士やエニシダさんからの紹介から一夜明けて、ヒビキやコウキ、ユウキは、それぞれ自分の旅に行ってしまった。
そんな中、サトシはオーキド研究所の庭でピカチュウや他のポケモンが遊んでいるのを見ながらスケッチブックに絵を描いていた。

「うわ〜。上手いな」
「わっ!」

いきなり後ろから声を掛けられては驚いてサトシが後ろを見ると
レッドやグリーンといった図鑑所有者のメンバーがいた。

「レッドさん、いきなり声を掛けたら驚きますよ」
「あ、わりぃ」
「いえ、大丈夫です。みんなは何でここに?」
「サトシと少し話をしたくてさ」
「俺と?」
「サトシって、まだ10歳なのにいろんな所を旅をしてきたんッスよね」
「うん。カントーにジョウトにホウエンにシンオウを旅してきたよ」
「凄いな。そんなに旅を一人でか?」
「違う。兄の様な人がいて…その人と旅をしてきたんです。今も、その人が里帰りしてるんで戻ってくるのを待ってるんです」
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