ぬらりひょんの孫
□一番街の溝鼠
1ページ/1ページ
浮世絵町某日、一番街のとあるビルの上
紙を眺める一人の少女と狼。
燎「女性惨殺事件、ねぇ…」
灰「何か引っ掛かるのか?」
燎「いや、ただね…」
灰「?」
燎「溝鼠の臭いがするなぁ〜と、思ってね」
灰「溝鼠………!まさか、」
紙を眺めたまま返事を返す少女。
燎「旧鼠の可能性が高い」
灰「どうするんだ?」
紙を眺めたまま呟く。
燎「どうしようかなぁ…」
その様子に呆れて視線を地上へと移す。
すると、視界に見慣れた少女の姿が映る。
灰「!オイ、」
紙を眺めたまま返事を返す少女。
燎「ん?どうかしたかい?」
灰「あそこで絡まれてる奴って…」
そこまで言って初めて視線を地上へと移す。
燎「!はぁ…面倒な事になったね…」