ハルナ用@
□愛が少し満ち足りた
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「「「きゃーー!!!」」」
音楽番組で登場するとともに叫ぶファンの悲鳴のような歓声。
いつからか聞き慣れてきた。
カムバックをして目まぐるしい日々を送る生活に満足をしていた。
ドンッ!!!!
わたしの事務所の社長がたてた、机を叩いた音。
静かな部屋に響いた。
社長「これはどういうことだ?」
社長が見せたパソコンの画面には、
“U-Kissケビン 人気急上昇中の名無しさんと熱愛!”
と、書かれていた。
隣にはおっぱもいて、かなり緊迫した空気。
社長「真実なのか?」
ケビン「…はい」
「っおっぱ!?」
否定すると思っていたから、驚いて声が出た。
ケビン「大丈夫」
わたしにしか聞こえない声で静かに言った。
社長「正直、今は公表してほしくはない。なぜだかわかるだろう」
ケビン「はい。名無しさんが売り出している最中だからでしょう。」
社長「そうだ。今は恋愛をしてる暇はないんだ」
社長の言葉が響いて痛い。
ケビン「つまり………別れろと……?」
社長「あぁ。すまないんだが………」
「嫌です!なんで、なんでおっぱとっ………」
ケビン「名無しさん………」
「両立できます!今までだって………」
社長「じゃあ、もしも、ケビンのペンに何か言われて耐えれるか?」
「!…………大丈夫です。お願いします!別れたくないんです!」
社長「名無しさんがそこまで言うなら………認める。ただし、活動に支障が出るならば、別れてもらうからな………」