頂き物

□先輩の彼氏は焼きもち妬きです。
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昼休み、珍しく天才テラスに顔を出した名前先輩のパズルをカイトが解いていた。
よりによって俺の隣で、だ。

「あんたも結構良いパズル作るんだな。」
「嬉しい事言ってくれんじゃん!」
「うわっ!」

カイトの頭をぐしゃぐしゃと掻き乱しながら名前先輩は笑った。
はたからすれば名前先輩が作ったパズルをカイトが解いてるだけだ。
だがしかし、名前先輩の彼氏である俺の気分ははっきり言って最悪だった。
普通に考えて自分の彼女が自分以外の野郎と一緒にいて良い気分になるわけがない。というか…

「バカイト!テメェさっさと名前先輩から離れやがれ!」
「なにギャモン、もしかして焼きもち妬いてんの?」
「なっ!?べ、別に俺は焼きもちなんか妬い……っ!。」

焦る俺の頭を名前先輩はぐしゃぐしゃと掻き乱した。

「なーんだ、ギャモンも可愛いとこあんじゃん。」
「ちょっ、名前先輩っ!?」
「まぁ、焼きもち妬いてくれんのは嬉しいけど、私は好きなのはギャモンだけだよ。」

だから変な心配すんなって。
ニィっと笑って見せた名前先輩に俺は一生敵わなねぇな、と思った。

『先輩の彼氏は焼きもち妬きです。』
(ってか、俺がいること忘れてねぇか?)
(あ、ごめんごめん。)

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宗さんからいただいたものです!焼きもち妬きなギャモンをありがたく頂戴しました。本当にありがとうございます(^^)


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