小説家の日常

□苦労するアシスタント
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トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル

ピリリリリ

トゥルルルルル



「先生ェェェェー!原稿はぁ!?」


「大丈夫だって〜」


「いやいやいや、鳴り響いてますよ」


「………仕方ないなぁ」


ピリリ…

トゥルル…ブチ


「…あれ、先生?………何、電話線切ってるんすかぁ!?」









はじめましてアシスタントをやっています。まぁなんとでもよんでよ
…今の小説の先生はとてもめんどくさがりでバカでズボラで…とても苦労してるんだ


「先生!たたんだやつをグチャグチャにしないで下さい!」


とてもいい小説を書くのに原稿をださないんだ…
親とケンカして家出してなんやかんやで小説家になったらしい


なんやかんやって…どうなったらなるんだって話しなんだけど


てかなんで僕はこんな人のアシをやっているんだか…そして何故暮らしている


「先生!ゴミはちゃんとごみ箱にいれて下さい!」


やめていいですか?と言ったら即答でダメ。と返ってきた…クソゥ…。
他を雇えばいいのに…
てか、給料貰ってねー!


何ヶ月?いや一年だ…最悪だ…本当に
しかもちゃんとしたご飯貰った事がない
一時期は牛丼で、今は105円のモノしか食べさせてもらってない


僕もお金がないから働いているのに…これじゃ意味ない…


「先生!脱いだ服は洗濯機にいれて下さい!」


僕の誕生日の日に今日誕生日なんですよ?って珍しく仕事をしてるときにいったら一瞬、何言ってんの?って顔をされたが気付いたのか手に持ってたペンを渡して


「おめでとう!」


と爽やかな笑顔をむけられた。愛用していたペンだったらしくすぐそのペンのインクはなくなった
それを先生にいったら…


「俺が愛用していたペンなんだ!少しぐらい喜びなよ」


だった。ボキっと字をかいてた鉛筆を折ってしまった


こんな人でも以外に人気があるらしい
アシなった僕を皆、うらやましいとか言っていた


…いや、そうでもないよ?


「…今日もまた原稿だせなかった」
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