キリリク、相互記念小説
□側に居たい
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ある日の野営をした時の話。
不意に、物音が聴こえてミレイは、目を覚ます。
「レオ……?」
そっとレオの名前を呼ぶが、彼は聴こえてないようで、フラフラと、どこかへと歩いて行く。
「あー、またか……」
「ノア?またかって、何の事?」
ずっと起きていたらしい、真の姿をとっているブラッキーのノアを振り返る。
「主は、軽い夢遊病なんですよ。たまに、フラフラと何処かに行くんです」
木の上から降りてきた真の姿をしているエーフィのフィジーが簡単に説明をする。
「大変……!探さないと…!」
「んな必要ねぇよ。アイツ、いつも直ぐに戻って来るし。」
ノアは、欠伸を噛み殺しながらミレイに言う。
「でも……やっぱり心配だから、見てくる」
ミレイは、立ち上がるとレオが歩いて行った方へ駆け出す。