聖者と覇者
□聖者と覇者(全4ページ)
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〜あとがき〜
ここまで読んで下さって、本当にありがとうございます!!
どうだったのでしょうか…。
やはり感想は気になります(苦笑)
さて、実は私のイージーミスにより多々、理解不能な点がいくつかあると思います。
なので、この場をお借りして「聖者と覇者」の全てを公開したいと思います。
●創世神バルラと聖女とは?
○創世神バルラは世界を創った存在。
世界をその潜在魔力で繁栄に導いていた。
故に寿命が訪れた。
なので、その潜在魔力で自分の腹に子を宿した。
バルラは雌雄同体で、人間の男性と女性の性器を持っている。
子は卵から産まれた。
●300年前の聖女と勇者とは?
○バルロス現象が突如、地上を襲いました。
ウィガルドが生き長らえ、成長を遂げた時代です。
バルラは世界を愛していたので、聖女を地上へ遣わせた。
勇者はただの人間。
聖女と出会って、絶望に打ち惹かれていた人間には有り得ない「魔を倒す」勇気があった為にこう呼ばれているだけのこと。
●どうして建国したのが二国なのか?
○自分達の時代では魔を倒すのは無理だと判断したのは勇者です。
聖女は排泄もないし栄養摂取が必要なかった。
勇者は人間ですから体力も考えて落ち着いていたんですね。
二人で国を治めなかったのは、時代だから。
人々の上に立つリーダーというものが存在していませんでした。
魔を倒すには組織が必要だと判断したのも勇者。
だから、組織を二つに分けた。
勇気ある組織が二つになれば敵無し…ということ。
●結局、聖女はどうやって子孫繁栄を行ったのか?
○勇者と結ばれたのではないのかと思っている方はいらっしゃると思います。
まあ…その通りですよ。
産まれた子供は聖女に与え、勇者自身は国の為にやむなく子を成します。
実は、聖女のその体質を気味が悪いという声が挙がりました。
組織が出来た為に、精神的に余裕が出来たのが一番の理由です。
もうバルロス現象は勇者と聖女があらかた片付けた訳ですから。
バルロス現象を知らない人々によって、聖女は暗殺されました。
勇者は焦り、聖女との子に子孫繁栄を命じました。
●大穴に落ちたディルスの死因は?
○大穴に落ちて、浮上する為に浮遊魔法を使いました。
禁断の魔法で精霊が驚いているのを忘れて、暴発した。
浮遊魔法は自分自身に使う魔法なので。
●どうしてディルスに女神イリアが?
○ディルスが転生させられたバルラを育てる事になったのは偶然。
そして、女神イリアは元々、バルラを育てた神。
バルラが世界を創造する以前の話です。
バルラが世界を創造したのは、やはり成長してからでしたから。
ディルスがバルラの力で蘇生しなかったのは、バルラがとっくに寿命を過ぎていたから。
つまり…女神イリアが起こした奇跡なのです。
そういうことです。
「聖者と覇者」はこれにて完結です。
では、読破して下さった方、本当に感謝感激です!
ありがとうございました!!