小説

□我こそは塵兵衛!!+獅+
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気が付けば、目の前には雪華の顔がドアップで見える
「・・何?」
「何じゃない・・心配したぞ・・・」
「なんで?」
「倒れたから・・・」
「・・・なんで・・・倒れてんの?」
「・・・・・知るか」
そんな他愛のない会話をしていると
襖が開く音が聞こえた
見てみると、龍二さんとライオンの着ぐるみを着た2メートルはゆうに超えるデカブツが参上する。
「気が付きましたか?」
デカブツが言う。
明るい緑の上着を身に纏い、その下にはライトブルーの薄着、ブラウンのダブダブした長ズボンをはいており
左腕には何故かハンドシールドを装着している
・・・RPGの装備品みてぇ〜・・・
そして、これもまたゴツい・・・そして右目には縦に貫くように入っている古傷
見た目怖い・・・そこら辺のガキが見たら泣いて逃げるだろうな
だけど、少年のように純粋な目をしており、透き通っている
なんとなく・・・良いヤツってわかる
「・・・・・デカ」
「そういうな、良いヤツだ」
「いや・・なんとなくわかるけどよ」
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