小説

□我こそは塵兵衛!!+窟+
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「無理無理無理無理」
今、オレは虎の穴の洞窟の前で首を横に振りながらそう言った。
虎の穴に木製のさくが打ち付けられていて
侵入不可能になっていた
オレは兄貴にメールを送る
『おいハゲ・・さくが打ち付けられて入れねぇーよ』
少々、怒りを込めてヤツにメールを送る
そして、ようやく返事が返ってくる。
『変だな・・前までは開放されてたんだけど』
そういえば、さくはまだ新しく最近打ち付けられたような感じだ・・・
すると、またメールが来た
『持ち上げたら開いたりして、または扉になってたりとか』
言われるがままにやってみるが、やっぱり無駄。
スイッチとかあったりしてな・・・
探してみるが、やっぱり無い
ここで、ようやく諦めモードに入ってきたのか
・・・面倒くさ・・・
なんで兄貴の興味に、オレが付き添わなきゃならねぇーんだよ・・・
それに昼休みも終わるし
『昼休みがそろそろ終わっちまうから、また今度』
っていうか、もうやらねぇー
間もなく返事が返ってくる
『放課後、もう一回行ってみてダメだったら、今度はノコギリ持っていきなさい』
また・・・無茶苦茶な事を言いやがる
木製だからやれねぇーわけじゃねぇーけど
そんな事したら、他人には何言われるかわからねぇーよ
ホラ、この通り木製のさくがキッチリと・・・
「・・・・・・」
んーっと・・もとい・・・キッチリと開いていました
いや・・・さっきは確実にさくが打ち付けられていたよな?
持ち上げて開けようともしていたし、スイッチ探していたり・・・
・・・気のせいじゃ・・・ねぇーよな?
すると突然、バットで頭を殴られるような激痛が走る
「っつ!!!!」
しばらく激痛が続き、あまりの激痛に気を失いかけたとき
脳裏に変な映像と歌が流れ始める。
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