キミと恋愛中

□赤司様の命令は絶対!
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「真白木っ!」
緑間の声が聞こえて我に返る。
ヤバかったかもしれない、緑間が声掛けてくれなかったら、灰崎に手出してた。


「大丈夫だよ…」
私は灰崎の事を無視してプリンを食べる。


灰崎は黒くんの方に行き
「もーらいっ」
黒くんの定食ランチのミートボールを灰崎が取って口にいれる。


「ハラ減ってんなら大盛りにしとくかおかわりいくよ。毎回人のもんとってんじゃねーよ!」
青峰くんがそれを灰崎に注意する。

「ボクは別に構いませんが」
彼本当にいい人だ。私ならボコボコにするがな。

「灰崎」

「いーじゃねーか別にィ」

「あと音をたてて食べるなよ」
灰崎がクチャクチャ音をたてて食べるのを緑間くんが注意する。



「いつも言ってんだろォー?ハラ減ってるとかそーゆーんじゃねーんだよ」
こいつ本当にムカつくな。


「人が食ってるもんてやたらうまそーに見えるからよォ。ついな」
こいつ傲慢な野郎だな。




「そういえば、今日から一人2年が一軍に上がってくるらしい。始めたのはつい2週間ほど前らしい。オレ達以来のスピード昇格だそうだ名前は黄瀬涼太」
2週間で一軍とかちょっとムカつくな。
てかあいつなんでバスケやってるの?
まあ涼の事だからどうせ暇潰しだろ
うけどね。



「え?あ!そいつオレ知ってるわ!」


「…ふーん、黄瀬涼太…ね」
灰崎がニヤリと笑ったのを私は見逃さなかった。


「珍しいな灰崎お前が人の名を覚えるなんて」
こいつが人の名前覚えるなんて嫌な予感しかしない。


「いやぁ…ま、カンだけどな。なんとなく。けっこうやりそーじゃん。そんで、仲良くはなれなそーだ」
何か事件が起きなければいいけどね。


「りまッ!おまえオレに嘘吐いたな」
げっ!赤ちゃんもう帰ってきたよ!
しかもスゴイ形相なんだけど!?


「赤司くん…ごめんね。間違えちゃったみたい」
「その、鈍臭いのどうにかならないのか?」


バコッと頭を殴られ両頬を抓られる。
地味に痛い…。


「赤司くんごめんね…マネジャーでもなんでもやるから許してよ」

私は馬鹿だ、自分から墓穴掘った。

「ふーん、マネジャーあんなに嫌がってたのにやってくれるんだ」
「うん、それで、赤司くんが…許してくれるなら」


「なら、良しとしよう、明日からマネジャー業頼むぞ」
と言って彼は上機嫌で去って行った。

「真白木、お前バカだな」
緑間が呆れ気味に私を見る。

はあ、
私の人生積みゲーだな…………。
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