みんなヲタなんだよ。
□私の眼帯
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「クッ！……オレの呪われし左眼が疼く」
朝っぱらから私の幼馴染様は何をしてるのでしょうか。
私の幼馴染赤司征十郎が左眼を手で抑えて何かをしてる。
「邪気眼電波？」
首を傾げてボソッと呟いた。
「ふっ、何意味分からない事を言ってるのか。オレの左眼は呪われし魔眼なんだ。お前のよく分からん右眼と一緒にするな」
いやいや、お前の方がマジクソ意味わかんねぇーよ！
「私の右眼の眼帯はスティグマータを隠す為にしてるだけだ」
「アルカナか？オレはパーチェが好きだ」
「パーチェか、かっこかわいいよね！でも私はジョーリィが好きだったんだけど、FDやってからアッシュが好きになっちゃったけどね。ってあんたプレイしたんかい！！」
あれ恋愛ゲームだよ。乙女ゲームだよ。
征十郎が乙女ゲーとか想像付かないんですけどw
つか最近男も乙女ゲームやる様になったって聞いたな誰から聞いたんだっけ。
「プレイしたが何か文句あるのか？FDあるのか貸せ」
「いえいえ、なんもないですよッ！！マンションの方にあるよ」
マンションの方はというのは私は今征十郎の家居候
させてもらってる。
マンションは私の母が私の為に買った家なのだがあそこは私のグッズ置き場的なものになってしまってる。
最初は1人で住んで居たのだが生活能力がない私に1人暮らしなんて無謀だったので征十郎のとこのママさんがありがたい事に家に居候しないかって言ってくれたのだ。
あっ、勿論住まわせてもらってるからにはちゃんと生活費は払ってるよ！
「話が長いぞ。それと今日はマンション寄ってくぞ」
「はいはい、てかさそのピンクの痣みたいのもしかしてクリーピング・Ⅳだよね！確実にクリーピング・Ⅳだよね！！」
「よくわかったな。ちなみにオレは殺人鬼が好きだ」
おまっ！！TYBまでやったのかよ！！私のノーパソ勝手に使ったのかよ！！
「そうかそうか。恭平さんお兄ちゃんみたいでかっこいいよね。でも私はイエスたんが好きです。何故ならあれでツンデレってどんだけ萌え死にさせる気だよ！！リジェさん」
「殺人鬼の名前って恭平って言うのか」
「おいおい、お前知らなかったのかよー！てかどこまでやったの？」
「やっとHMが終わったとこだ」
「遅くねッ！！私もうFGとか終わったよ！」
「TYBって何本出てるんだ？」
「えっーと、本編3本にFD1本、FDのFDが今1本発売してて後2本出るから計7本だね」
「そんなにあるのか、まあいい全部やる」
「あっそ、頑張ってね」
てか、こいつまだ私のゲームやってんじゃないの？
まあ、エロゲーは全部征十郎が絶対に見ない場所に隠してあるから大丈夫だろう。
「征十郎ー！りまちゃん。早くご飯食べないと遅刻するわよー」
あら、ママさんの声だ。
「よし、りま行くぞ」
「はいはいー」
私達はご飯を食べる為に下に降りた。
＊＊＊
新しい連載始めました！
あたたかい目で見守ってください。
よろしくお願いします！
感想とか受け付けてまーす。