一歩進むごとに
虚無感
がじわじわ広がった。
ふと今まで来た道を
振り返る
と、淀んだ
欠片
が一筋の道を作っていた。
カラリ
と落ちる音がした。
私の中から滑り
落ちて
いった欠片。
あらあら、また自分を見失ったみたい。
*
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