プレリュード・裏舞台

□ハークの謎
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「えっ?するのか?」
ハークと初めての夜を迎えた数日、一緒に寝ようとベットに入ってきたハークにエバンが迫っていた。
しかし、まだイリスから返事は来ないし、またリュードが使えなくなったらどうするんだと、ハークは背を後ずらせる。
「最後まではしねぇけど、気になる事があってな」
「気になる事?」
「お前、この前イけてたか?」
「イケてた?」
「…まぁ、いいや。今ここで確かめればな」
ハークは意味が分かってないようだが、エバンはハークのズボンに手を掛けると脱がしていく。
「エバン…するなら明かりを消して、掛布を……」
「もう一回しただろ?そんなに恥ずかしがるな」
「だから、まだ一回しか……」
「いいから見せろ」
「あっ…!」
狼狽えるハークを無視し、エバンは下着も取り去ると膝裏を持ち上げ足を開かせる。
「なんでそんなに見たいんだ!?」
恥ずかしい格好にさせられ、人の股をマジマジと覗き込むエバンにハークが半泣き状態で訴える。
「逆になんでそんなに恥ずかしがるんだよ?もう恋人同士なんだから、構わないだろ?」
「……」
ハークはじっと非難めいた目でエバンを睨む。そもそもハークは、こういった事をどのくらいの間隔でするのかも知らない。
「なんだよ?」
「…最後までしないって、何をするんだ?」
「これからする事を、わざわざ口で言うか」
ハークに触わるだけとか言っても通じなさそうである。
エバンは答えずに、ハークの芯を持つと軽くすきだした。
「ふひゃ…」
ハークは驚いて声をあげたが、体を合わせる時にはソコを弄るものだと知り、気持ち良い事だとも知ったので、抵抗はせずに恥ずかしそうに足先をパタパタとさせた。
「ハーク、今からする事で暴れるなよ?噛むからかな」
「は?噛むって?」
ハークが赤らんできた顔をエバンに向けた時だ。
「ッ!?」
エバンが自分の尖端を口に含んでしまった。
「ヤダッ…人のモノを食べるなっ!」
「ッ…食べるか!」
エバンはハークの天然発言にいったん口を離して返すと、また含むように尖端を舐め始める。
「あっ…」
慣れない刺激に、ハークは戸惑い、反応する芯の先が濡れ出してきた。エバンは舌でそれを救いとるように舐める。
(…味がない…匂いも…)
実は今回行為に及んだのは、前に触ったハークの先走りがサラサラと水っぽかったので、確認をしたかったのだ。
(これ、先走りでも、精液でもないな…水…?半神奇に繁殖能力ないのはこのせいか?)
言い方は悪いが、半分人間ではないという事は、どこか人間の部分が欠けているという事だ。
しかし、モノは立ち上がり、気持ち良さそうにはするので、刺激はしっかりと感じてるらしい。
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