*いろは歌*
□『い』
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『い』
沖田学パロ (甘)
今日もまた、けだるい朝がやってきた。
「じ……そ…じ。」
「んん〜……」
―……だれだろう?
「……じ、そうじ・・・そうじ!」
僕の名前を呼ぶ、この声・・・−
「ふふ、まだ寝ぼけているの?私よ総司!」
回らない思考回路の中で必死に頭を働かせていると、眠りを施すように肩を揺さぶられる。
夢の中から現実世界へと引き戻されていくような、そんな感じ。
「そうじ!…そうじってば!!」
頭がぐらぐらする。
一向に目覚める気配のない僕。
次第に揺さぶる手に力が加わっていく。
ちょっ…気持ち悪いんだけど!
もうちょっと優しく起こしてよね!
「総司!なにボケッとしてるの!今日は朝から朝礼があるって言ったの忘れたの!?」
「んんー……ちょう、れい?」
「そうよ!昨日玄関で話したじゃない!ほら、早く支度しなさい!」
…そっか、今日から学校だったっけ?
そういえば昨日、そんな話をしたような……しなかったような。
どうだったかな?
忘れちゃったけどさ。
「え〜っと、制服は……どこにあるかな?」
上手いこと布団を剥ぎ取った君はそれを放り投げると、今度は制服を探しに部屋の中を物色し始めた。
散らかった室内は物で溢れかえっていて、僕でもお目当ての物を探すのに一苦労。
でも、君は違う…
「・・・あった!ほら総司、早くパジャマを脱いで!制服ここに置いとくから!」
「ふふっ、君が着替えさせてくれるんじゃないの?」
「わがまま言わない!子供じゃないんだから服くらい自分で着替えなさい!!」
「…はあ〜い。」
まるで母親みたい・・・なんて、ほんのちょっとしか思わないけど。
そうだな、例えていうなら……
「ヤバッ!?……総司!バスが来ちゃう!だから早くっ…!」
「いもうと……かな。」
妹に欲しいな
(ねえ、お兄ちゃんって言ってみてよ?)(いきなりナニ…気持ち悪いんだけど)(いいじゃん!一回だけでいいからさ、ねえ言ってみてよお願い?)(うっ!…いっいいから早く準備しなさい!本当にこのままじゃ遅刻するわよ!)(……けち!)
★あとがき★
短っ!?
ってか意味不すぎてよくわからない内容になってしまいましたっ!
ちなみにこのお話の設定はお家がお隣さん同士で、親同士が仲が良いから親戚みたいな関係…みたいな在り来たりな感じです♪
いいな〜そういうの!
幼なじみ設定いいですよね!!
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