小説

□こんな夏
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某日プロバン後

《浅倉家にて》



プロバン収録後大ちゃんちに泊まりきたんだけど…
肝心な大ちゃんが、急に寝室から出ていって数分たった。



ベッドに腰かけ窓から見える空をみる
綺麗な月が雲一つない空に一つだけ輝いている
そんな空を二人で眺めたいんだけど肝心な大ちゃんはまだ来ない…ι


「大ちゃんどこいったんだろう?」


ついポロっと独り言



その時


ガチャ



「おまたへぇ〜ひおぉ〜ちゅめひゃくておいひぃよぉ〜」


そこには氷の入った容器を抱えて、口に氷を頬張った大ちゃんが嬉しそうに立っていた


「…大ちゃ〜ん、口の中に入れたまましゃべってると何言ってるのか、わかんないから」


そおいいつつ、手招きして大ちゃんを引き寄せ
腕の中に大ちゃんの体をすっぽりと収めて後ろから大ちゃんの肩に顎をのせながら、すぐ近くで美味しそうに氷を舐める大ちゃんを見てると、俺も欲しくなってきて…(大ちゃんを/笑)


「ねぇ〜大ちゃん〜俺にも頂戴〜?」


ニッコリ妖しい笑顔を浮かべた後に口を開けて大ちゃんにせがんでみる


「うん!!いいよ〜♪」



抱えている容器の中から少し溶けた氷を、手に掴んで口元に運ぼうとした時

「え〜大ちゃんコレじゃないよぉ〜」



「へっ??なんで?
じゃあどれあげればいいのさっ?」

首を傾げながら又もう一つ新しい氷を自分の口に運ぶ



「今大ちゃん食べてる氷…」


唇を近づけ大ちゃんに口付ける
氷で冷えた唇はいつもと違う感覚がした

口の中に入っている氷を大ちゃんの口の中で転がし沢山大ちゃんと氷を堪能したワザといい頃合いで唇を離す

名残りおしそうにトロンととろけた瞳で大ちゃんが俺を見る

「…ヒ…ロぉ…(モジモジ)」

「何?どうしたの?」

わざと大ちゃんこんな返答を返すと


「あのね……もっと…氷頂戴?」

照れながら可愛くおねだりする可愛い大ちゃんと氷をたっぷり堪能しましたとさ


こんな夏なら悪くない(ニヤリ)








終わる。
 

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